秋になると書店や文具店に手帳・ダイアリー売場ができますね。
手帳メーカーが翌年1月はじまりの手帳を売り出すからですが、最近は年度はじめの4月スタートや少し早く1年をはじめられる10月スタートの手帳もあって、一年とおして手に入れられるようになっています。
そもそも手帳とは「手控え帳」の略で、いつも手元に携帯している帳面・ノートを指すそうです。生徒手帳、警察手帳といったものもありますよね。
「ダイアリー」というと出来事を書きためていく日記の意味合いが強くなりますし、これから先の予定を書き込みやすくなっているものは「スケジュール帳」とも呼ばれます。
ここでは「手帳」と呼ぶことにして、いろいろなタイプの違いやおすすめの使い方を紹介したいと思います♪
アナログ手帳のいいところ
最近はデジタルツールでスケジュール管理する人が増えているので、紙の手帳を毎年買い替える方は段々と減っているかもしれません。
デジタルだとスマホやタブレットなどいろいろなデバイスで同期して見ることができたり、家族や同僚と予定をカレンダー共有できるのが便利ですよね。
ちょっとしたやることリストを作って、それを誰かとシェアする、ということがある時はデジタルツールはどんどん使いやすくなっていると感じます。
ただ、便利さではデジタルに軍配が上がることが多くなってきたものの、実物を手元に置いておける点ではアナログ手帳が何歩も先を行っているように思います。
美術館など訪れた先のチケットを記念に貼ったり、イラストやワンフレーズでその時の自分の気持ちをササッと書きとめたり。
時間がたってパラパラッと手帳をめくった時に、「あ~、あそこで食べたランチおいしかったなあ」とか「あのときのライブ、楽しかったなあ」と振り返れる手軽さがアナログ手帳にはありますよね。
デジタルツールが便利になる一方で、自分の生活をペンやスタンプなどで記録する「Life log(ライフログ)」を始める方が増えているそうです。
インク沼・マステ沼・スタンプ沼など、道具を集めることを楽しんでいる方が、その道具を使って一石二鳥で楽しむためにライフログを始めるパターンもあるようですよ💡
使い方ごとに選ぶ、手帳のタイプ
お店の手帳売場に行くと、実にたくさんの種類が並んでいますよね。表紙を見ただけでは中身がどんなフォーマットになっているかわからないので、大きさ・外観の色や質感、そして中身を見て総合的にどれにしようかを選ぶことになります。
中身のタイプを、よくある6種類にわけて、解説してみたいと思います。
薄くて持ち運びしやすい、マンスリータイプ
壁掛けカレンダーや卓上カレンダー感覚で使えます。一ヶ月分が見開き1ページにおさまるので、手帳1冊が薄く軽くなって持ち運びがしやすいタイプになります。
一ヶ月を俯瞰して見ることができるので、翌週翌々週の予定が把握しやすかったり、仕事で使う場合は自分が関わるプロジェクトの進行管理などに便利に使えます。
手帳とノートを兼ねられる、週間レフトタイプ
一週間分の予定とメモをたっぷり書きこめます。最近は上の方に日付と曜日、下の方にメモを取れる配置のものもあります。
手帳とノートを兼ねられてバランスよく使えるので、どのタイプにするか迷った時はこれを選んでおくとよいかもしれません。手帳デビューされる方にもおすすめできるレイアウトです。
一週間をひと目で把握できる、週間バーチカルタイプ
横方向に日付と曜日、縦方向に時間を管理できるタイプ。バーチカルというのは垂直方向、縦方向、という意味ですね。
「その日は予定が詰まっているのか、ちょっと余裕のある日なのか」「どこにすき間時間がありそうか」をひと目で把握するのに便利です。
二週間をまとめて見て、毎日のメモもとれる、週間メモタイプ
一週間分を見開きで使えつつ、日ごとの記入欄も大きく取ることができます。
打ち合わせの内容やその日にあったことを簡単にメモしたり、取り組む予定のTo Doを書き出して、終わったら消しこむという使い方もできます。
その日にやることを見えやすく書ける、週間ブロックタイプ
一週間分を見開きで使える点は週間メモタイプと同じですが、その日にやるべきことをより分かりやすくリスト化できるレイアウトです。
何を終わらせることができたのか、何をまだ済ませられていないのか、自分のタスク進捗を管理しやすい特長があります。
とにかく自由に使いたい人向け、ログタイプ
日付も自分で入れられて、ノートのように自由度高く使えるタイプです。方眼罫や横罫、白紙状態のものがあります。
頭の中の考えを既定のフォーマットにとらわれずに書き出したり、スケッチやイラストを描いたり、何かを貼ったりと、自分の生活を記録しておく「Life log(ライフログ)」には最も適しているかもしれません。
いろいろなブランドの手帳がそれこそ数限りなくあって迷ってしまうので、手帳をどんな風に使いたいかを決めて、タイプを絞り込んでから、サイズや表紙のデザインを選ぶのがいいかもしれませんね。
手帳を書くときに活かせる、Lakitのレッスン
“選んだ手帳にどんなことをどんな風に書くか、今までと少し変えてみたいけど、一体なにをどうすれば素敵なものが出来上がるだろう?”
“そもそも1年間、1冊最後まで使いきれるかしら・・・”
そんな不安をお持ちの方には、uni 三菱鉛筆の「キット付きオンラインレッスン Lakit」がおすすめです!
いわゆる「手帳術」を学ぶことができるレッスンが揃っていて、繰り返し見られる動画で作り方のノウハウや参考例をチェックすることができます。
- バレットジャーナル
「バレット」というのは箇条書きにするときの “・” のこと。考えていることやできたことを箇条書きで記していくノート術です。
「これからやってみたいこと」「習慣にしたいこと」「新しく得た情報」など自分の頭の中にあることを短く書いて整理していくので、手帳と組み合わせれば生活にメリハリを出すことができるとされます。
カスタマイズできる場所を多く取れるログタイプや週間レフトタイプの手帳が向いています。
このレッスンでは、
「願いを50個書き出すリスト」
「12か月の予定を書いて計画を立てるページ」
「毎日の出来事を楽しく記録していくページ」
のフォーマットを一緒に書いていきます。
どれも自分で継続しやすいフォーマットなので、行動力をアップさせたい方におすすめです。
- スケッチジャーナル
なにげない毎日の記録や出かけた先での旅日記、好きなものを絵と文字で記録するのが「スケッチジャーナル」です。
自分がグッとくるものだけで手帳が埋まっていく楽しさを味わえます。
誰に見せるものでもなく、読者は自分自身!ライフログを気楽に残す方法を学ぶことができます。
週間レフトタイプや週間ブロックタイプなど、スケッチを描くスペースを取れるタイプの手帳が向いています。
レッスンでは「シンプルにイラストを描く練習」をするチャプターもありますので、今度の手帳には字だけではなくて絵も入れてみたいな、、、という方におすすめです。
- 手帳に使えるイラスト
カラーペンで描いたイラストで、はなやかな手帳を作るレッスンです。
イラストと言われても何をどんな風に描けばいいのかわからないし、、、手が全然動かない、、、といった方に向けて、簡単に描いて組み合わせられる方法をお伝えします。
季節に関係なくいろいろなシーンで使えるアイコンや、気持ちや動作を表すかわいらしい棒人間の描き方を習います。
持っているカラーペンを手帳にも活かしたい方におすすめです。
イラストを描くとき、人の表情や動きを表現するのって難しく感じますよね。
こちらのレッスンでは三色ボールペンを使って、人物を描き分ける方法や喜怒哀楽を顔や手の動きで表現する方法をお伝えします。
毎日のちょっとした出来事をイラストにして、思い出にとっておきたい方におすすめのレッスンです。
- 手帳に使える飾り文字
レタリングや飾り文字をうまく使っていくつかの字を書き分けられるようになると、手帳をより一層素敵にデザインできます。
レッスンではタイトルや見出しを書くときに活躍する「飾り文字」と可愛らしい「つぶやき文字」の書き方をご紹介します。
手帳をはなやかにしてくれる囲み飾りの描き方や、「読みたい本リスト」「Year Plan」の作り方も説明しているので、文字遊びをしながら手帳づくりのノウハウに触れることができます。
- 手帳に使える装飾図案
枠やリボン、いろいろなパターン装飾を手描きできると手帳がはなやかになり、オリジナリティも増します。
レッスンでは「フレーム」「リボン」「パターン」「メイン」の装飾を一緒に練習するほか、スペースにあわせた装飾の組み合わせやレイアウトも紹介します。
メッセージカードや色紙の装飾にも活用できる図案がたくさん載ったシートが、キットに入っています。
自分の使い方にあったタイプの手帳を選んで、素敵な1年を送ってくださいね♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。