水彩色鉛筆でスケッチに挑戦!必要な道具や描き方まで詳しく解説

描き方解説

水彩色鉛筆は、水と合わせて使うことで色鉛筆の風合いを残しながら水彩絵の具で描いたようなタッチの絵を描くことができます。

日常のスケッチをするには、道具の用意が最小限で済んでさっと取り掛かれる水彩色鉛筆がおすすめです。

水彩色鉛筆を使うにはどのような道具が必要なのでしょうか。今回は、水彩色鉛筆のスケッチに必要な道具や描き方を紹介します。

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水彩色鉛筆でスケッチする際に必要な道具

「水彩画」を楽しむためには、たくさんの道具が必要になるイメージがあるのではないでしょうか。確かに水彩画には、筆やパレット、筆洗いなどさまざまな道具が必要です。専用の道具を揃えることにハードルを感じている方もいるかもしれません。

ですが、「水彩色鉛筆」でのスケッチには、ハードルが高いと感じるほどの道具の用意は必要ありません。紙(スケッチブック、画用紙など水を吸収するもの)以外で揃えるのは以下の3点のみです。

・水彩色鉛筆
通常の色鉛筆とは異なり、水に溶けやすいのが特徴です。

・水
水彩色鉛筆で描いた絵を水彩絵の具のような表現にするにあたり、水が必要です。

・筆
色鉛筆の上に重ねた水を伸ばすのに使います。にじませて伸ばすと絵の具で描いたかのような風合いを出すことができます。

パレットなども必要ないので、気軽に始めることができるのも水彩色鉛筆の魅力のひとつです。

水彩色鉛筆は、色の種類や本数の違いによって1,000円台のものから数千円するものまで価格帯も幅広く、初心者には選ぶのも簡単ではありません。後ほど選び方について記載しますので、ぜひ参考にしてください。

また、水彩絵の具は使い終わった後に筆やパレットを洗う必要がありますが、水彩色鉛筆は手を汚しにくいため、後片付けも簡単です。未就学や小学校低学年のお子さんが使うのにも適しています。

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水彩色鉛筆の選び方

水彩色鉛筆にはさまざまな種類があるため、自分好みのものを見つけるのが難しいかもしれません。ここでは、水彩色鉛筆の選び方を紹介します。

なお、水彩色鉛筆は水に濡れると芯が溶ける性質を持っています。外で使用する場合は、雨などに濡れても心配ない、防水性が高いケースに入っているものを選ぶのも良いでしょう。

選び方1.芯の硬さ

水彩色鉛筆を選ぶときの基準のひとつが芯の硬さです。芯の硬さが異なると、使い心地や絵の雰囲気が異なるため、描きたい絵に合わせて選ぶ必要があります。ここでは、芯の3種類の硬さの違いをみてみましょう。

硬質

硬質の色鉛筆は、一般的な色鉛筆のように細かい絵を描くのに向いています。

細かい線を描いたり、柔らかいタッチの絵に仕上げたりするのに適していますが、一方で広範囲を塗ることには向いていません。

中硬質

硬質と軟質の間の硬さを持つのが中硬質の芯です。硬質のように色鉛筆を使う感覚で描くこともできますが、水彩画のようなタッチの絵を描くこともできます。

油性色鉛筆に近い描き心地なので、水彩色鉛筆の初心者でも扱いやすいと言えます。

軟質

軟質の色鉛筆は水に溶けやすいので、水彩画のようなタッチの絵を描きやすい色鉛筆です。広い範囲を塗ったり、複数の色を混ぜて深みのある色合いを出したりできます。

水を使うと絵の具のように扱えるので、水彩画の表現を強くしたい場合には軟質を使いましょう。

選び方2.色の多さ

色鉛筆の種類によって入っている本数も異なります。色の数が増えるほど、複雑な色味を表現した絵を描くことができますが、初心者にはどの色を使えば良いのか決めるのが難しくなります。

初心者ならまず12色〜36色のものを選ぶと、色に迷わずに使うことができるでしょう。

水彩色鉛筆を使った基本のスケッチ方法

水彩色鉛筆でスケッチをするにはどのような方法があるのでしょうか。ここでは、水彩色鉛筆を使った基本のスケッチ方法について紹介します。

水彩色鉛筆で着色する方法

水性色鉛筆と水を使って着色するには、まず水彩色鉛筆で塗ることから始まります。好きな色で塗ったら、水筆を使って、色鉛筆で塗った上から線をぼかすように塗りましょう。水彩色鉛筆の色が広がって、まるで水彩絵の具で描いたかのような絵が完成します。

絵の縁取りには色鉛筆が残るので、色鉛筆と水彩絵の具の良いところだけをとったような絵になります。

水彩色鉛筆を溶かして着色する方法

水筆で水彩色鉛筆の芯を触って、ついた色を使って着色する方法もあります。

この方法なら、色鉛筆で直接塗らないので、色鉛筆の線が残りません。そのため、水彩絵の具で描いたようなふんわりとした優しいタッチの絵になります。

水を使わない方法

水を使わない方法は「ドライ」といわれています。より細かく色鉛筆の風合いを出すためには
硬質の水彩色鉛筆を使うのがおすすめです。硬質の水彩色鉛筆なら、細かい部分を描き分けることができ、色鉛筆の良さを活かした仕上がりになります。

描くときは、濃くしたい部分には線を何度も重ね、薄くしたい部分には重ね過ぎないようにするのがポイントです。

表現の幅が広がる!水彩色鉛筆の技法

ここまで紹介した基本のスケッチ方法に、発展的な技法を加えることで、より表現の幅を広げることもできます。

ここからは、基本のスケッチ方法にプラスして表現の幅を広げる技法を紹介します。

パウダー

まずは色鉛筆の芯をカッターなどで削って、粉のようにパウダー状にします。紙を水筆で濡らし、パウダーにした芯を上から振りかけましょう。

広範囲に色を付けたいときや、色鉛筆の線を残したくない部分におすすめの技法です。

ぼかし

ぼかしは、水筆ではなく濡らしたティッシュをつかって水を含ませる技法です。水彩色鉛筆で塗った部分を、濡らしたティッシュでトントン叩きながらぼかすように色を広げます。

淡い色がふんわりとついて、優しい雰囲気の絵になります。

濡れた水彩紙に描く

水筆で色を付けたい場所を先に濡らしておき、その上から水彩色鉛筆で描く方法もあります。この技法を使うと、描いてから濡らすよりも立体的な絵になります。

また、色が濃く出るので、クレヨンで描いたようにぼんやりとにじんだ風合いを表現することが可能です。

 

水彩スケッチのおすすめレッスン

《 キット付きオンラインレッスン Lakit 》には、水彩色鉛筆のを使うレッスンがいくつもあります。ここでは、そのなかから選りすぐりのおすすめレッスンを紹介します。

ペンと水彩ではじめる、日常のメモスケッチ

「ペンと水彩ではじめる、日常のメモスケッチ」のレッスンでは、日常生活から何気ないシーンを切り取ってメモスケッチとして残すための手法を紹介しています。

キットとして、水彩色鉛筆12色セット、サインペン、スケッチブック、見本シートが付属しています。キット以外にティッシュとドライヤーがあれば、すぐに始められます。

丁寧かつわかりやすい説明で、絵を描いたことがない方でも納得のいく仕上がりになります。色の塗り方などの基礎についてのレクチャーもあるので、初心者さんにもぴったりです。

 

水彩で描くファッションイラストで、自分の世界を表現しよう

水彩で描くファッションイラストで、自分の世界を表現しよう」では、ファッションコーディネートを水彩色鉛筆で描く手法を紹介しています。さまざまな色や素材、形の洋服たちを紙の上で楽しくコーディネートし、個性を表現しましょう。

ぼかしたり、グラデーションを出したりと、水彩画のような淡いタッチの絵を描くことができます。

  

まとめ

水彩色鉛筆は、水を使うことによって水彩絵の具で描いたようなふんわりと優しい雰囲気の絵を仕上げることができます。道具一式を持ち運びしやすいので、日常生活のスケッチにも適しています。

水彩色鉛筆のレッスンならLakitがおすすめです。キットがついているので、自宅で待っているだけで手軽に水彩色鉛筆を使ったスケッチを始めることができます。

新しい趣味のひとつとして、水彩色鉛筆のスケッチに挑戦してみませんか?

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