アート作品が好きで購入したものの、「どのように飾ると良いのかわからない」と感じている方もいるのではないでしょうか。
せっかく手に入れた素敵なアートであれば、センス良く飾って楽しみたいものです。
今回は、アートを飾る際のポイントや基本の飾り方、配置例を紹介します。
\ Lakitの額装なら、アートが身近になる /
アートを飾るときのポイント
アートを飾る際に押さえておきたい基本のポイントは下記の通りです。
飾る場所
まずはアートを飾る場所を決めます。アートのサイズや雰囲気、部屋のデザインやインテリアなどによって異なるものの、下記の場所に飾るのがおすすめです。
- 玄関
- リビング
- 階段
- 寝室
いずれの場所に飾るとしても、その部屋に入ったときに自然と目が行く場所(フォーカルポイント)に飾りましょう。
飾る高さ
飾る場所を決めたあとは、アートをどの高さに飾るか決めていきましょう。
アートを飾るときに最適なのが、目線の高さに合わせることです。高すぎると見上げなければなりませんし、低すぎると今度はせっかくのアートが目に付きにくくなってしまいます。
そのため、一般的な目線の高さである地面から約140cm~150cmの位置に飾るのがおすすめです。
壁や家具とのバランス
アートは、壁や家具とのバランスも意識して飾りましょう。
アート作品にもさまざまなサイズがあり、サイズによって部屋の印象が大きく変わります。
部屋に壁の面積の半分ほどを埋めるような大きなサイズのアートを飾ると、一気にモダンな印象の空間に変化します。
逆に壁の2~3割ほどの小さなアートであれば、ゆとりのある印象を演出できるでしょう。
また、家具の色やデザインに合わせて額縁を選ぶと、部屋に統一感が生まれます。
アートの基本的な飾り方
アートを飾る際のポイントを押さえたら、実際に部屋に飾ってみましょう。アートを飾るのに必要な道具と飾り方を解説します。
必要な道具
アートを飾るのに必要な道具は、下記の4つです。
- メジャー
- マスキングテープ
- フック
- 紐
それぞれの道具が必要となるシーンを紹介します。
・メジャー
アートを飾る高さを決めるとき、またアートを水平に飾るのに使用します。
・マスキングテープ
アートを飾る位置を決めるのに用意しておくと便利です。
・フック
壁に穴を開けてアートを飾るのに必要となります。大きく「だるまピン」「だるまフック」「3本ピンフック」の3タイプがあるため、アートの重量や額縁の素材によって使い分けましょう。
「だるまピン」はプラスチックの画びょうのことで、額装していない軽い絵画を飾るのに適しています。
「だるまフック」はだるまピンに紐を引っ掛けるようなフックが付いたもので、壁に対して斜め下に針の角度がなるようにつくられています。後ろに紐が付いたアートを飾るのに適しています。ただし、重いものは落下のおそれがあるため、小さめの作品や軽いアートを飾りましょう。
「3本ピンフック」は3本のピンを使って壁に固定できるようになっています。額装された重いアートを飾るのに適したフックです。
・紐
フックに絵画を固定する際に必要となります。
飾り方
まずは飾る位置を決めます。飾る位置が決まったら、マスキングテープでアート上部の位置をマークしておきましょう。
使用するフック別に飾る際のポイントを紹介します。
だるまフックで飾る場合
アートの裏側を通っている紐のたわみとだるまフック部分の高さ(壁に刺すピンからフックの底部分までの長さ)を測ってから、フックを挿す位置を決めるのがコツです。
紐のたわみは、紐の中心部分を上に向けて引っ張り、その頂点から作品の最上部までの距離を測るとわかります。
例えば、たわみの頂点から作品の最上部までが10cmであれば、そこからフックの長さ(2cmとします)を引くと、8cmになります。
この場合、マスキングテープでマークした部分から8cm下がだるまフックを刺す位置です。
3本ピンフックで飾る場合
だるまフックを使う場合と同様、3本ピンフックを使用する際も紐のたわみの頂点から作品の最上部までの長さを事前に測ります。
例えば、その長さが7cmであれば、マークした位置から下7cmの場所に3本ピンフックを打ち込んでいきましょう。
\ Lakitの額装なら、アートが身近になる /
アートを飾る際の配置例
部屋に複数のアートを飾る場合、配置の仕方で部屋の印象が大きく変わります。アートの配置例を紹介しますので、目指す雰囲気に合うものを選んでみてください。
行列型
アートの上部や下部を合わせて横に並べる飾り方です。並べて飾るアートに統一感を持たせると、きれいに整頓されている印象になります。
清潔感のある空間にしたいときにおすすめの配置方法です。
串の字型
アートの中心を揃え、縦や横に並べて飾る方法です。サイズ違いのアートでも中心を揃えることで統一感が出せます。
さまざまなサイズのアートをひとつの壁に飾りたいときに適した方法です。
一点集中型
大きなサイズのアートを1枚だけ飾るというシンプルな手法です。インパクトのある大きめのアートをリビングルームなどに設置すれば、部屋の主役になるでしょう。
ソファの上や窓と窓の間の壁に設置するのがおすすめです。
階段型
同じサイズのアートを階段のように段々に並べる飾り方です。
行列型にひと手間かけることで、こなれ感が出て、おしゃれな印象の空間を演出できます。
同じ雰囲気のアートを複数枚並べても良いですし、中心のアートが主役となるように左右のアートを選んで配置しても良いでしょう。
田の字型
同じサイズのアートを漢字の「田」のように4枚並べて飾るテクニックです。
カフェなどでもよく取り入れられている手法で、アートが窓のように見えることから明るい雰囲気の空間づくりができます。
表彰台型
表彰台のようにアートの高さをずらして飾る方法です。3枚組で飾るのが一般的であるものの、拡張して飾ることもできます。
高さをきっちりと揃えて飾るよりも、遊び心のある雰囲気の空間づくりができるのが特徴です。
アート型
アートを使って、ひし形やハート、星などの形(アート)を形成する方法です。
さまざまなサイズや形の額縁を使って1つのアートを作成するため難易度高めではあるものの、ハイセンスな空間をつくりたい方にぴったりの手法といえるでしょう。
住宅街型
サイズ違いのアートを、住宅街のように規則正しく正方形や長方形型に並べて飾る方法です。
バラバラのサイズのアートも規則正しく並べることで統一感が出ます。
壁以外にアートを飾る方法
アートは壁に飾るのが一般的ですが、壁にかける以外の飾り方も楽しめます。壁以外にアートを飾る場合のアイデアをみていきましょう。
椅子に立てかける
普段使っていない椅子があれば、そこにアートを立てかけて飾るのもひとつの手です。
椅子に立てかけると目線の高さよりも低くなるものの、アート自体が空間になじみやすくなります。
また、椅子を使うことで、ちょっとした遊び心が演出でき、ワンランク上のおしゃれな空間づくりができるでしょう。
椅子とアートの組み合わせ方によって作り出す雰囲気は変わるため、部屋のイメージに合った組み合わせを探してみることをおすすめします。
床に直置きする
サイズが大きいアートであれば、床に直置きして飾っても素敵です。サイズがバラバラのアートを複数枚ランダムに重ねて壁に立てかけると、こなれ感が出て上級者の雰囲気を演出できます。
シンプルで洗練された雰囲気のアートを選ぶと、都会的な空間づくりができるでしょう。
アートをおしゃれに飾るならLakitのレッスンがおすすめ
アートをセンス良く飾りたいものの、うまく飾れる自信がない方は、プロによるレッスンを受講するのがおすすめです。
「Lakit」のオンラインレッスンなら必要な道具が自宅に届くため、誰でも簡単にレッスンに取り組めます。
一度動画を購入すれば好きなタイミングで何度も視聴できるので、自分のペースで学ぶことが可能です。
アートをおしゃれに飾りたいなら、額装にこだわってみるのもおすすめです。「額装でアートを身近に~フランス額装の基礎~」のレッスン動画では、額を自分でつくる方法を学べます。
手づくりの額でお気に入りのアートを飾れば、販売されている額とはひと味違った、温かな雰囲気の空間を演出できるでしょう。
まとめ
アートを部屋に飾るのは難しそうに思えますが、コツを押さえればセンス良く配置できるようになります。
今回紹介した飾り方のポイントを参考に、お気に入りのアートを飾ってみましょう。
また、配置で部屋の雰囲気は大きく変わってくるため、「都会的な雰囲気にしたい」「温かい雰囲気」など、つくりたい部屋のイメージに合わせて配置を決めるのもおすすめです。
\ 他にはどんなキット付きレッスンがある?? /