色を組み合わせることで、1色では表現できないさまざまなイメージを表現することができます。
おしゃれな色の組み合わせを知っておくと、アート以外にもファッションやネイル、持ち物の組み合わせなどでも役に立ちますよ。
今回は、2色で表現するおしゃれな色の組み合わせを紹介します。
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まずは色彩の基本を理解しよう

まずは色彩の概要について解説します。
色相・彩度・明度

ここでは、色相や彩度、明度の意味について解説します。
色相
色相は、色合いや色みのことを指します。例えば、紺色や水色は「青」の色相です。夜空の色、晴れた空の色などイメージは異なるかもしれませんが、色みや色合いでいえば、青と同系色ということです。
段階的な色相の違いを円状に並べたものは色相環と呼ばれます。色相環で向かい合った色を補色といい、色相の差が最も大きい色です。お互いの色を引き立てる色としてコントラストが強い配色になります。
彩度
彩度は、色の鮮やかさを指します。彩度が高いと鮮やかな色になり、彩度が低いと落ち着いた暗めの色になります。例えば、彩度が高い色ははっきりとしたオレンジ色、彩度が低い色にはくすみカラーといわれるようなベージュなどが該当します。
黒や白などのモノトーンカラーには彩度の高低はありません。
明度
明度は、色の明るさを表します。明度が高いほど白に近く、低いほど黒に近くなります。パステルカラーは明度が高く、ダークな紺色などは明度が低い色です。
色のイメージ
トーンは明度と彩度が近いものを集めた色の雰囲気を指します。トーンを使って色のイメージを表して伝えることができます。例えば、明るい色や暗い色、強いイメージの色、柔らかい色などのトーンを伝えると、おおよそのイメージの想像が容易です。
また、ひとつひとつの色にもイメージがあります。例えば、青は冷静でクールなイメージ、赤はエネルギッシュなイメージ、オレンジは明るく元気なイメージなどがあります。
配色
ここでは配色とその種類を解説します。
まとまりの良い配色
似ている色相をもつ色を集めると、まとまりが良い配色になります。似ている色を集める場合は、同一色配色、同一トーン配色、類似色相配色、類似トーン配色の4つの配色があります。それぞれについて解説しましょう。
・同一色相配色

同一色配色は、同じ色相をベースに、彩度や明度を変えた配色です。同じ色がベースになっているので色の統一感が出せます。色がもつイメージをより強く伝えたいときに最適です。
・同一トーン配色

同一トーン配色は、同じトーンだけで構成する配色です。柔らかいトーン、暗めのトーンなどトーンを揃えることで、違う色でもまとまりが出ます。
・類似色相配色

類似色相配色は、色相環で隣り合う色を組み合わせた配色です。色は違いますが、近い色になっているので、統一感があります。多色配色でもまとまりが出ます。
・類似トーン配色

類似トーン配色は、隣り合うトーンを組み合わせた配色です。トーンが似ているので、明度と彩度を揃えると統一感が出せます。異なる色でもまとまりが出るのが特徴です。
メリハリのある配色
あえて色調が異なる色同士を組み合わせる配色にすると、メリハリがきいたデザインになります。メリハリのある配色には、対象色相配色、補色色相配色、対象トーン配色の3つの配色があります。それぞれについて解説します。
・対象色相配色

対象色相配色は色相差が大きく、イメージが異なる色の配色です。大胆な色づかいのデザインになり、印象に残りやすいのが特徴です。
・補色色相配色

補色色相配色は、色相環で向かい合わせになっている色を組み合わせる配色です。お互いの色を引き立て合うので、コントラストが強いイメージに仕上がります。
・対象トーン配色

対象トーン配色は、異なるトーンの色を合わせる配色です。コントラストが強く、アクティブな印象になります。
【2色】おしゃれな色の組み合わせ10選
色の組み合わせによってさまざまなイメージやメッセージを伝えることができます。ここではおしゃれな色の組み合わせを紹介します。
ネイビーとオレンジ|エネルギッシュさを演出

ネイビーとオレンジの組み合わせは、力強い印象を与えます。アクティブさとスポーティーさを感じる組み合わせであるため、スポーツブランドやジムなどのロゴにも活用されています。スポーツイベントのポスターにもおすすめです。
ピンクとブルー|かわいさを演出

ピンクとブルーは、かわいらしさやメルヘンな雰囲気を演出できます。有名なアイスクリームショップのロゴやブランドイメージとして定着している組み合わせです。
ターコイズとコーラルピンク|鮮やかさや明るさを演出

ターコイズとコーラルピンクは明るく元気な印象を与える組み合わせです。ターコイズがリゾートの海を想像させる色みでもあるため、リゾートウェアのブランドや夏のイベントのポスターなどで使われます。
パープルとイエローゴールド|活発さを演出

パープルとイエローゴールドは、アメリカの人気バスケットボールチームで使われている組み合わせです。活発で生命力が強い印象があるカラーであり、スポーツブランドやジムなどでも活用されています。
バーガンディとゴールド|高級感を演出

バーガンディとゴールドの組み合わせは高級感を演出できます。格式が高く、伝統がある高級レストランや高級ホテルなどで活用されています。ハイクラスなお店のメニューブックなどにも使われます。
ブルーとイエロー|フレンドリーさを演出

ブルーとイエローは元気で明るく、フレンドリーな印象を与えます。アメリカの有名なスーパーマーケットのロゴでも使われている配色です。
ネイビーとミントグリーン|清潔感を演出

ネイビーとミントグリーンは冷静で清潔感があり、信頼できる印象を与えます。高い信頼性が求められる医療関係、企業のロゴやパンフレットなどで使われます。
ブラックとホワイト|エレガントさを演出

ブラックとホワイトは真逆な色でありながら、組み合わせて使うことでクラシカルなイメージになります。エレガントさも演出できるため、ファッションブランドのロゴなどで使われています。
ミディアムシーグリーンとサドルブラウン|ナチュラルさを演出

ミディアムシーグリーンとサドルブラウンは、植物や土に似た色であるため、ナチュラルやオーガニックなイメージを与えます。エコに関する商品やオーガニック食材を扱うショップなどで活用されます。
ネイビーとホワイト|クラシックさを演出

ネイビーとホワイトは、エレガントな印象を与えます。マリンカラーでもあるため、マリンスタイルのインテリアや、聡明な印象がプラスになる企業のパンフレットなどで活用されます。
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色の組み合わせを学びたいなら「Lakit」のオンラインレッスン
色の組み合わせを学びながら、デザインやアートを楽しむなら「Lakit」のオンラインレッスンがおすすめです。レッスンに必要なキットが自宅に届くため、道具を買い集める必要はありません。誰でも気軽に取り組めるのがメリットです。
また、一度動画を購入すれば、何度でも見ることができます。苦手な部分を繰り返し見ることができるため、自分のペースで楽しめます。
ここでは、色の組み合わせが学べるLakitのレッスンを紹介します。
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水彩絵の具で花柄を描くレッスンです。イラストレーターかつレタリングアーティストの講師が、色彩の基礎から水彩画の描き方までを丁寧に教えてくれます。混色を学びながら、最後には花柄模様のポストカードを仕上げるところまで学べます。
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色の組み合わせを学び、ローズピンク、イエロー、ターコイズの三原色に近い色だけで色鉛筆画を描きます。イラストレーターかつカラーリストの講師が、色の知識をはじめ、色鉛筆の扱い方や絵の描き方まで教えてくれます。
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まとめ
色は、組み合わせることでよりメッセージ性が高くなります。2色の組み合わせでもさまざまなイメージが演出できるため、与えたい印象を考慮しながら色を選ぶことが大切です。
Lakitでは色の知識や使い方を学びながら、アート作品を作ることができるレッスンがたくさんあります。色を使ってカラフルなアート作品にチャレンジしてみたい方はぜひLakitのレッスンをお試しください。
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