
ゼンタングルは、紙とペンを使って描くアートです。特別な材料は必要なく、誰でもいつでも始められるのが魅力です。
今回は、ゼンタングルの魅力や初心者におすすめの模様などを解説します。
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幾何学アート「ゼンタングル」の魅力とは?

ゼンタングルとは、紙と黒いペンや鉛筆を使ってパターンを描くアートです。名前の由来は、「禅」と「タングル(絡まる)」を組み合わせたことから来ています。
紙は正方形の白いものを使い、直線や曲線などを組み合わせた模様(タングル)を描きます。簡単な模様を繰り返し描くので、初心者でも慣れればすぐに楽しむことができます。
専門的なスキルがなくても、絵心がなくても楽しめるため、世界中で広くブームとなっています。単なる創作活動にとどまらず、瞑想的な要素を持つ、心を癒すアートとしても人気です。
ここでは、そんなゼンタングルの魅力を紹介します。
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ゼンタングルの魅力1| 誰でも簡単に始められる
ゼンタングルは、絵を描くのが得意でない方や、あまり絵を描いたことがない方でも、どんな年齢の方も楽しむことができるアートです。
描き方や模様にルールや正解はないため、センスに自信がない方でも楽しく取り組めます。型にとらわれない自由な発想で、自分の好きな模様やスタイルを描くアートなのです。
ゼンタングルの魅力2| リフレッシュ効果
ゼンタングルは、たくさんの直線や曲線を紙に描き込むアートです。そのため、描画には集中力が必要です。取り組んでいるときは他のことをいったん全部忘れて、模様を描くことに集中する作業であるため、心がゆったりと落ち着き、瞑想状態に入ります。
集中して瞑想状態に入ることで、ストレスの軽減やリフレッシュ効果が期待できます。また、集中力を向上させる効果も期待できるとされています。
ゼンタングルの魅力3| 達成感を得られる
ゼンタングルは、一辺が9cm程度の比較的小さな「タイル」とよばれる紙に模様を描きます。
そのため、短い時間で完成させることができ、できあがることで達成感を得られるのが魅力です。
ゼンタングルの魅力4| 保存しやすくSNSでも共有できる
できあがる作品は小さなサイズの紙なので、ファイリングしたり、保存したりしやすいのもメリットです。
スマートフォンで記録用として撮影し、SNSやメールなどで手軽に共有できるため、自分の作品を披露したり人の作品を目にすることも簡単にできます。
ゼンタングルを始めるのに必要な道具
ゼンタングルを始めるためには、どのような道具が必要なのでしょうか?
ゼンタングルの道具1| スクエアタイル

スクエアタイルは、模様を描き込むための正方形の用紙を指します。スクエアタイルの一般的なサイズは8.9cm×8.9cmです。ゼンタングル用の特別な用紙を使うのがおすすめです。
手に入らない場合やすぐに始めたいときの代替品にするなら、ケント紙やレタリング用紙、カリグラフィー用紙、水彩画用紙を使いましょう。
特に水彩画用紙は、水性インクを使う場合におすすめです。にじみにくいのでストレスなく描けます。
ケント紙やレタリング用紙、カリグラフィー用紙は表面が滑らかなので、ペンがひっかかりにくく、スムーズに描けます。レタリング用紙やカリグラフィー用紙は裏移りしにくいのも使いやすいポイントです。
ゼンタングルの道具2| ミリペン

ミリペンは極細のサインペンです。ミリ単位の幅で描けるのでミリペンと通称で呼ばれることが多いのですが、ドローイングペンと呼ばれることもあります。
ミリペンのペン先は、0.1mm、0.3mm、0.5mmなど細かく種類に分かれています。初めてゼンタングルに取り組むときは、0.3mm前後のペンがおすすめです。慣れてきたら、自分が描きたい模様のデザインに合わせてペンを使い分けましょう。
ゼンタングルの道具3| 鉛筆
ミリペンで描く前に鉛筆で下の絵を描くこともあります。慣れてきたらいきなりミリペンで描くのも良いのですが、慣れないうちは、修正しやすい鉛筆で下絵を描くことでより納得のいく作品になります。
ゼンタングルの道具4| 擦筆

擦筆(さっぴつ)は画材の一種で、紙を細くペンのように巻いたものです。パステル画やデッサンなどで濃淡をつけるのに使われます。ゼンタングルでは、影の表現や線をぼかすのに使います。
【7つのステップ】ゼンタングルの描き方
ここからは、ゼンタングルの描き方を解説します。
ステップ1| 気持ちを落ち着かせる
ゼンタングルは、瞑想的なアートであるため、気持ちを落ち着けてから取り組むのがおすすめです。自分がいちばんリラックスできる静かな場所で、深呼吸をしてから始めましょう。
作品として素晴らしいものを作り上げることが目的ではなく、描くこと自体を楽しむものなので、とにかく楽しんで描くことを意識すると良いでしょう。
ステップ2| 点を描く


ゼンタングルは紙全体に描くよりも、紙より少し小さな範囲で外枠を決めて模様を描くと、バランスの良い作品に仕上がります。
鉛筆を使って、用紙の四隅から0.5~1cm内側に点を打ち、外枠の目印を決めましょう。
ステップ3| 点を線で結ぶ

打った点を線で結んで四角形を作りましょう。直線で結んで外枠を作るのが一般的ですが、波線や曲線で結ぶとよりアート性の強い作品になります。
慣れてきたらバリエーションを増やして楽しみましょう。
ステップ4| 区分け線を描く

点を結んだ四角形の内側にストリングと呼ばれる区分け線を描きます。
区分け線はランダムに描いてOKです。四角形を細かく分けるガイドラインとして使います。
ステップ5| パターンを描く

区分け線で分けられたエリアに、それぞれミリペンで好きな模様を描きます。インスピレーションに導かれて自由に描きましょう。用紙の向きを変えながら描きやすい向きで描くのがおすすめです。
一度描き込んだ線は消せませんが、思うように線が引けなかった場合でも、それを「味」ととらえて新たな線を描き足したりしながら、模様を描きすすめてみてください。
最初は基本的なパターンを描くことから始めるのがおすすめです。
ステップ6| 陰影を描く

模様が描けたら、立体感を出すために印影を描きましょう。明るさと暗さを意識しながら、鉛筆で陰影を描くと、浮き出たようなデザインになります。
また、鉛筆で陰影をつけた箇所に擦筆でぼかすと、きれいなグラデーションが作れます。
ステップ7| 日付やイニシャルなどを入れる

陰影を描き込んだらゼンタングルの完成です。自分のサインや作成した日付、コンセプトを決めたのであればタイトルを書き加えておきましょう。
初心者向け!ゼンタングルの模様3選
初心者向けのゼンタングルの模様を3つご紹介します。
ゼンタングルの模様1| Hollibaugh(ホリバー)
ホリバーは、単純な模様を重ねて描くデザインです。誰にでも書ける直線や曲線を、さまざまな長さや大きさで重ねて描くことで複雑なデザインになります。
重ねて描くときに立体感を意識しながら交差させると、より洗練された美しい模様になるので試してみてください。
ゼンタングルの模様2| Crescent Moon(クレセントムーン)
クレセントムーンは、その名の通り半月のような模様を描くデザインです。
1本曲線を描き、その曲線の外側に等間隔で曲線を描くようにして描き込みます。
さまざまな大きさの曲線を描いた上で、なるべく等間隔で曲線を描き込むことで美しく複雑な模様に仕上がります。
ゼンタングルの模様3| Cyme(サイム)
サイムは花のような模様を描くゼンタングルです。
花びらの形状を1種類決め、放射状に描き広げます。最初は同じ大きさや形の花びらで練習し、慣れてきたら花びらの形を変えて個性的な作品に仕上げましょう。
ゼンタングルを始めるなら、Lakitの動画レッスンがおすすめ
ゼンタングルを始めるならLakitのレッスンがおすすめです。キットが自宅に届くため、自分で準備をする手間もかかりません。動画を自宅で見ながら取り組め、何度でも見ることができます。
Lakitで人気の《ゼンタングル》レッスンをご紹介します。
「基本のゼンタングル®と美しい宝石のタイルを描こう」
・レッスン内容
このレッスンは、テキスタイルデザイナーとしても活躍しているゼンタングル認定講師・成富史絵さんが担当しています。ゼンタングルを描くのに適したペンと用紙、色鉛筆が入ったキットが届きます。
自分が持つものすべてに感謝をすることから始め、リラックスした状態でゼンタングルを描く方法を学べます。
・キット
一辺89mmのスクエアタイル、一辺52mmのビジュータイル、ゼンタングルで使われることの多いミリペン「ピグマ」、すこしボリュームのある線を描いたり塗りつぶしに使えるペン「ピン」、鉛筆、色鉛筆、鉛筆削り、擦筆、白インクのボールペンが含まれます。
自分でなにも用意しなくても、ゼンタングルが始められます。
・費用
キット付きで3,465円、キットなしで2,200円です。
「没頭とリラックスの世界 ゼンタングル®セット」
・レッスン内容
大人気のゼンタングルとマンダラ講座をまとめて楽しめるレッスンです。本レッスンセット限定で、講師の成冨史絵さん描き下ろしのスペシャルBOXがついてきます。無心で模様を描くレッスンが集まっているので、没頭によるリラックス効果を得たい方にもおすすめのレッスンです。
・費用
キット付きで12,980円、キットなしで8,250円です。
「オーガニックな模様で織りなす、特別なクリスマスカード」
・レッスン内容
ゼンタングル®メソッドを使って、気持ちを落ち着けてリラックスしながらクリスマス風の模様を描く方法を学べます。オーガニックな模様が美しい世界にひとつだけのクリスマスカードが作れます。
クリスマス以外のシーズンにも使える模様なので、一年とおして楽しむことができます。
・キット
はがきサイズの紙が5枚と、サインペン2種類、白インクボールペン、色鉛筆3種類、鉛筆削り、影の部分をぼかすための綿棒とレッスンオリジナルの図案シートが入っています。
・費用
キット付きで3,465円、キットなしで2,200円です。
まとめ
ゼンタングルは、まず気持ちを落ち着けてリラックスするところから始めるアートです。無心になって模様を描き込むことで頭を空っぽにして没頭できます。小さい紙に描くアートなので、短い時間で取り組むことができるのも魅力です。
没頭する作業が好きな方や気軽に始められる趣味が欲しい方は、ぜひゼンタングルに挑戦してみてはいかがでしょうか。
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