パステルアートの描き方が知りたい!基本とテクニックを紹介

描き方解説

パステルは粉末状の顔料を粘着剤で棒状に固めた画材で、パステルアートはそのパステルを使って描く作品です。淡い色合いと優しいタッチが持ち味です。

パステルをそのまま持って紙に描くだけでなく、指やコットンを使って描くことで、より繊細な雰囲気のイラストに仕上げることができます。

今回は、パステルアートの基本的な描き方と、より洗練された作品にするためのテクニックを紹介します。

 

\ アートセラピーの一種、3色パステルアート /

 

パステルアートの描き方をチェックしよう

マスキングテープで画用紙に枠を作る

まず、マスキングテープで画用紙の4辺を縁取ります。画用紙は、15cm×15cm程度のものが初心者でも描きやすいサイズです。マスキングテープは主に文房具店で売られており、1本120円程度で入手できます。最近では100円ショップでも販売されています。

マスキングテープは縁取り用・はみ出し防止用として使います。そのため、特別な模様が入っているものではなく、シンプルな色のもので大丈夫です。

マスキングテープで縁取っておくと、その部分には色がつきません。描いているうちに枠の外にパステルがはみ出しても、マスキングテープを剥がせば、きれいな四角形になります。マスキングテープで縁取っておくことで、背景のはみ出しを気にせずに描けます。

パステルを削って粉にする

枠を作ったあとはパステルを削ります。絵の具のようにパレット上で削っても、別の紙の上で削っても良いです。

パステルを削るときはぼかし網を使うのがおすすめです。ぼかし網とはパステルを粉状にするための道具で、主に画材店で入手できます。ぼかし網がない場合は、カッターで削ることも可能です。

パステルにはソフトパステルやハードパステル、オイルパステルなど、さまざまな種類があります。初心者には、比較的安価で割れにくいハードパステルがおすすめです。ハードパステルなら子どもが扱う場合にも適しています。

粉にしたパステルで絵を描く

パステルを削ったら、次は指やコットンを使ってパステルをこすって絵を描き進めていきます。

コットンを使うときは、パステルの粉をコットンにしっかりなじませることがポイントです。十分になじませていない状態のまま描くと粉だらけになり、不必要なところに色が入ってしまうこともあります。

コットンは、2度か3度折りたたんで、描く部分を尖らせた状態でパステルになじませることも大切です。描く部分を細くすることで、細かく表現できます。色を変えるときは、違う部分を折って使いましょう。

色を塗るときは、コットンを持った手をくるくる回しながら塗っても良いです。そのほか、縦横や上下にスライドさせたり、優しく叩くように塗ったりするのもOKです。塗り方によって仕上がりのタッチが変わってくるので、好みのタッチで塗りましょう。

色を変えながら、この作業を繰り返して作品を完成させます。

フィキサチーフでパステルを定着させる

仕上げにフィキサチーフ(定着剤)を噴霧します。パステルを紙に定着させるために必要な工程です。フィキサチーフは豊富な種類があるので、購入時には表示を確かめて画材に適したものを選びましょう。

また、フィキサチーフは噴霧し過ぎると乾きにくくなる上、最終的にシミになるおそれがあるため注意が必要です。湿っている程度なら問題ありませんが、必要以上に濡れないよう噴霧する量に気を付けましょう。

アートセラピーの一種、3色パステルアート

 

パステルアートを描くときに覚えておきたいテクニック

パステルアートを上手に描くには、いくつかのテクニックがあります。ここでは表現力を高める3つのコツを紹介します。

色の濃淡をつける

アートに奥行きを出したいときは、色の濃淡をつけると良いでしょう。パステルアートでは、少し大げさなくらい濃淡をつけるのがポイントです。グラデーションをつけられるようになると、表現力が格段にアップし、さまざまなものを表現できます。

パステルアートに慣れないうちは、リンゴやボールなど球体のものを描いて練習するのがおすすめです。影の部分を暗めに、光が当たっている部分を明るめに描く良い練習になります。

練り消しゴムで光を表現する

練り消しゴムは、描いたものの細かい修正や、色を薄くしたいときの調整に使うことが多いアイテムです。普通の消しゴムのように消えすぎないので便利なアイテムです。

ハイライトを入れるためのアイテムとしても使うことができます。パステルアートで色を塗ったあとに練り消しゴムを使うことで、白色を表現できます。絵の上に点を描くように押さえたり、撫でるように動かしたりすることで、絵の中にハイライトを入れることが可能です。

練り消しゴムでハイライトを入れるときは、躊躇せず思い切り練り消しゴムを動かしましょう。躊躇すると線が歪んできれいなハイライトに仕上がりません。

パステルを塗る道具をきれいにする

パステルを塗る道具をきれいに整えておくこともポイントです。指やコットンなど、パステルを塗る道具が汚れていたり、前回使った色が残ったりしていると、色が濁ったりくすんだりします。

色を変えるたびに道具もきれいにすることも大切です。パステルの鮮やかな色を活かせるように、道具をきれいにしてからパステルアートに挑戦しましょう。

Lakitのレッスンでパステルアートの描き方をより詳しく学ぼう

Lakitでは、楽しみながらパステルアートを学ぶことができます。

初心者の方には、「癒しの3色パステルアート®でアートセラピーを体験しよう」のレッスンがおすすめです。

3色パステルアートのキットを使って、自宅にいながらパステルアートを学ぶことができます。基本の3色だけを使うので、どのように色を重ねても違和感のない作品に仕上がります。

また、このレッスンではパステルアートを使ってメッセージカードを作る方法なども紹介しています。心理カウンセラーの資格を持ったインストラクターとともに、アートに癒される素敵な時間を過ごしてみませんか。アートセラピーの一種である3色パステルアートは、学ぶ時間も心がほどけるようなひとときになります。

アートセラピーの一種、3色パステルアート

 

まとめ

パステルアートは、道具さえ揃えれば、いつでもどなたでも始められます。ふんわり柔らかい色と風合いのアート作品は、描いている間はもちろん、お部屋に飾って眺めているときも癒されること間違いなしです。

パステルアートを学ぶなら、Lakitがおすすめです。必要な道具を納めたキットが自宅に届くので、レッスン動画を見ながら手軽に学ぶことができます。

子どもからお年寄りまで幅広い世代の方が一緒に楽しむことができるレッスンです。新しい趣味のひとつとして、ぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。

  

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